2024-11-27
雅士林長沙(国際)養蚕絲綢スマート製造産業園の繭を採取する生産ラインで働く作業員(11月24日撮影・王婧嬙)。
湖南省は、中国養蚕業の発展において伝統的に優位性を保ってきた地域の一つで、養蚕業において悠久の歴史を誇る。現在では、スマート化への転換が、この伝統産業に新たな活力をもたらしている。新華網が報じた。
湖南省長沙市管轄下の瀏陽市にある中繭新科桑蚕生物産業有限公司は、工場化された人工飼料による養蚕を核心に据え、科学技術・農業・工業・貿易を一体化した「繭から絹製品」までの全産業チェーンを備えた企業となっている。同社が投資・建設した雅士林長沙(国際)養蚕絲綢スマート製造産業園内には、自主開発による自動化、デジタル化された家蚕飼料の生産ライン、蚕具製造専用工場、蚕に給餌するライン、蚕具を消毒・洗浄するライン、繭を採取する生産ライン、恒温・恒湿・無菌環境で蚕を飼育する工場などが集められている。こうした体制により、人工飼料による養蚕を、実験室から量産化が可能な工場への段階にステップアップさせ、蚕繭の量産化を実現し、「農業の工業化と工業のスマート化」によって、養蚕業における新たな質の生産力を生み出している。
雅士林長沙(国際)養蚕絲綢スマート製造産業園のデジタル化された家蚕飼料の生産ライン(11月24日撮影・王婧嬙)。
雅士林長沙(国際)養蚕絲綢スマート製造産業園のプラスチック製品製造工場内を移動する蚕具運搬用無人搬送車(11月24日撮影・王婧嬙)。
「人民網日本語版」2024年11月26日