18日、湖南高望界国家級自然保護区で咲く「聚石斛」の花。(長沙=新華社配信/王本忠)
【新華社長沙5月28日】中国湖南省湘西トゥチャ族ミャオ族自治州古丈県の湖南高望界国家級自然保護区で見つかった着生ラン科植物について、同省長沙市の中南林業科技大学の喩勲林(ゆ・くんりん)教授がこのほど鑑定を行い、国家2級保護野生植物「聚石斛(Dendrobium Lindleyi)」であることを確認した。湖南省で同種が記録されたのは初めて。
同保護区で植物分類学の研究と調査に携わる王本忠(おう・ほんちゅう)氏は2019年、野生植物資源の調査中、狭い岩壁や樹幹に着生する植物を発見した。ラン科セッコク属の植物とみられたものの、開花しておらず、種類の特定には至らなかったという。
18日、湖南高望界国家級自然保護区で咲く「聚石斛」の花。(長沙=新華社配信/王本忠)
王氏はその後も7年にわたり野外で追跡調査を継続。今年5月、ついに最初の1輪が開花し、専門家の鑑定を経て、「聚石斛」と確認された。
喩教授によると、「聚石斛」は広東、広西、海南、雲南などの北緯25度以南の南亜熱帯から熱帯地域にかけて分布している。今回確認された古丈県高望界は北緯28度を超えており、本来の生育環境から外れているという。
同保護区管理局の文明軍(ぶん・めいぐん)局長は、「聚石斛」が国家重点保護野生植物で、個体数が極めて少ないと説明。湖南省内で確認された唯一の分布地として、同保護区は今後、科学的モニタリングや専門的管理保護を強化し、希少種の個体群保全と繁殖拡大を後押ししていく方針を示した。(記者/張玉潔)
18日、湖南高望界国家級自然保護区で咲く「聚石斛」の花。(長沙=新華社配信/王本忠)
記事出処:新華社