2025-05-10
【新華社長沙5月1日】中国湖南省長沙市の長沙博物館でこのほど、戦国時代から前漢時代にかけて存在した小国「夜郎国」の遺物を展示する特別展「夜郎遺踪」が開幕し、貴重な文化財180点(組)が同省で初めて公開された。
会場では銅鼓や釣り鐘状の「羊角鈕鐘(ようかくちゅうしょう)」など中原地域では珍しい青銅製楽器のほか、独特な形状のまさかりや置物、腰に下げる装飾品、車馬などの青銅器を展示している。
夜郎国は自らの力量を知らず、尊大に振る舞うことを意味する「夜郎自大」という四字熟語で知られるが、多くの謎に満ちている。今回の展示品は夜郎国が漢王朝の行政制度、郡県制に組み込まれていく過程を物語っている。
同館は労働節(メーデー)連休期間(1~5日)中、無形文化遺産の竹編みや面塑(しん粉細工)で青銅器、土器を再現するワークショップを開催する。(記者/明星、唐琳)
記事出処:新華社