2026-06-14
シュプリンガー・ネイチャー傘下の「ネイチャー・インデックス」は初めて17の応用科学分野の学術誌と1つの国際会議論文集、さらに15の社会科学分野の学術誌をデータベースに組み入れたことが6月10日、分かった。同日発表された2026年研究リーダーランキング(2025年通年データに基づく)によると、中国は引き続き世界首位を維持し、東アジア地域全体のネイチャー・インデックスでの実績は他地域を上回っている。科技日報が伝えた。
今回新たに組み入れられた学術誌は、4000人以上の科学研究者を対象とした世界規模の調査に基づいて選定された。調査では、研究者が最も重要な研究成果を発表したいと考える学術誌を尋ねた。これにより、ネイチャー・インデックスは7つの学術分野にわたる177の学術誌と1つの会議論文集を追跡対象とすることになった。そのうち84%はシュプリンガー・ネイチャー以外の出版社が発行している。また、ネイチャー・インデックスは論文単位で学術分野を分類する方式を採用し、従来の学術誌ごとの分野分類を見直した。各論文を個別に分類することで、データベースの学術分野の網羅状況をより正確に反映できるようになった。
ネイチャー・インデックスのデータに基づく2026年研究リーダーランキングによると、中国の研究成果は2024年から25年にかけて22.4%増加し、世界トップ10の国・地域の中で唯一の2桁成長を達成した国となった。その他のトップ10入りした国は、米国、ドイツ、英国、日本、フランス、韓国、インド、カナダ、イタリア。
ネイチャー・インデックスが追跡する7分野のうち、中国は物理学、化学、生物科学、応用科学、地球・環境科学の5分野で1位となった。研究機関別では、中国科学院が総合ランキングおよび健康科学と社会科学を除くすべての分野で首位に立った。世界トップ10機関のうち9機関が中国に所在しており(前年は8機関)、浙江大学は第2位に上昇した。中国の研究機関は応用科学分野の上位31位までを独占し、化学分野では上位14位までを占めた。また、地球・環境科学分野のトップ10機関のうち9機関が中国の機関だった。清華大学は社会科学分野で第5位に入った。
ネイチャー・インデックス編集長のサイモン・ベーカー氏は、「学術分野の対象範囲を拡大し、評価手法を微調整したことで、ネイチャー・インデックスは現在、高品質な研究成果の状況をより包括的かつ正確に反映している。その結果として、中国の極めて力強い研究実績が引き続き確認できる。また、より広い東アジア地域において、研究成果の増加ペースが欧州や北米を上回っていることを示す証拠も見られる」と語った。
記事出処:人民網