2026-02-12
華東理工大学の魏東芝教授率いる研究チームは、バイオ製造の高度な技術を用い、酵母の発酵によって「バイオゴールド」と呼ばれる高純度スクアレンの「醸造」に成功した。1回当たり20トンの発酵槽による生産量は、サメ3000頭分から抽出されるスクアレン量に匹敵し、生産能力を大幅に引き上げると同時に、海洋生物への依存から完全に脱却した。このバイオ製造スクアレンは現在、中国内外の複数の権威ある認証を取得し、ワクチン用アジュバント、医薬品、化粧品、健康食品分野で全面的に実用化されている。科技日報が伝えた。
その背景にある画期的な技術は、研究チームが構築した多酵素協調触媒システムだ。これは多酵素協働の効率が低く、工程が分断されやすいという業界の課題を克服した。独自の多細胞小器官エンジニアリング改造により、合成反応を特定の細胞小器官内に「固定」することで、反応空間をより集約し、反応効率を飛躍的に高めた。
さらに同チームは、1万種類以上の独自の知的財産権を有する酵素からなる酵素ライブラリーを保有し、迅速かつ高精度に産業用酵素をカスタマイズする技術、100%国産化した低コスト発酵培地、抗生物質を使用しない発酵プロセスを開発した。基盤となる一連の技術はすべて独自化を実現している。
「人民網日本語版」2026年2月11日