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2016.09.02 金曜日

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8連休中に1泊約2000円の「ショートステイサービス」を提供した介護施設が話題に

2025-10-13

  浙江省杭州市浜江区に住む女性・張さんは、「子供を連れて旅行に行きたいけれど、遠出は難しい高齢の親と同居しており、家で1人で留守番してもらうのも心配」と、大型連休のたびに、「ダブルケア」に悩まされている。新華社が伝えた。

  しかし、今年の国慶節(建国記念日、10月1日)と中秋節(旧暦8月15日、今年は10月6日)に伴う10月1日から8日の8連休では、浜江区の管轄エリアにある介護施設3ヶ所が、「高齢者向けのショートステイサービス」を試験的に打ち出した。連休中、高齢者は1日当たり99元(1元は約21.2円)で、介護センターに宿泊することが可能で、1日3食付きで、日常的なケアサービスも受けることができる。

  こうした「ショートステイサービス」は、前述した張さんのようなジレンマを解消した。張さんは、「両親は介護施設で専門的なケアを受けることでき、私たちも安心して子供を連れて旅行に行くことができた」とした。


高齢者とゲームをする杭州浜康楽齢センターのスタッフ(撮影・唐弢)。


  業界関係者は、「従来の老人ホームの長期介護サービスと異なり、『ショートステイサービス』は、高齢者が宿泊する期間が短く、柔軟性が高く、子供が出かけている期間や手術後の回復期間などに利用することができ、高齢者を世話する家庭のジレンマを解消している」と評価している。

  「ショートステイサービス」を提供している杭州浜康楽齢センターの運営責任者の応暁昂さんによると、「8連休中、高齢者4人が『ショートステイサービス』を利用した。『デイサービス+ショートステイ』の介護スタイルを採用している。高齢者は、幼稚園に通うかのように、朝に来て、夜に帰宅するパターンを選択することもできれば、ショートステイを選択することも可能」と説明する。

  応さんは、「高齢者がショートステイしている期間中、1日3回の食事と日常的なケアを提供するほか、高齢者と一緒に指の体操をしたり、絵を描いたり、簡単なリハビリをしたりしている。家族とも連絡を取り、高齢者がどのように過ごしているかを適時伝えている」と説明する。


繽紛ウエルネスセンターの「ショートステイサービス」を利用する汪美芬さん(撮影・唐弢)。


  杭州繽紛ウエルネスセンターの責任者・徐利娟さんも、こうしたニーズの高さを実感している。コミュニティ埋め込み型の介護施設である同センターは8連休中、「ショートステイサービス」用にベッド9床を準備し、高齢者5人が利用したという。徐さんは、「子供が急に出かけなければならなくなって、2日間宿泊した高齢者女性がいた。また、友達や親戚に会うために来て、ここのほうがホテルより快適で、コスパが良いと宿泊した高齢者夫婦もいた」とした。

  「人民網日本語版」2025年10月11日

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