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2016.09.02 金曜日

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中国、標高4700mの山岳地帯で次世代太陽望遠鏡を建設へ

2025-06-26

  「2.5メートル広視野・高分解能太陽望遠鏡」関連プロジェクトが24日、四川省甘孜(カンゼ)蔵族(チベット族)自治州稲城県の無名山で無事始動した。これは中国が標高4700メートルの山岳地帯で次世代太陽望遠鏡を建設することを意味する。新華社が伝えた。

  「2.5メートル広視野・高分解能太陽望遠鏡」は、中国教育部(省)の推薦を受け、国家自然科学基金委員会によって立ち上げが承認された国家重要科学研究機器開発プロジェクトだ。

  同プロジェクトでは、広視野・高分解能の太陽観測を中核機能としながら、夜間の時間領域天文学的観測にも対応する大型望遠鏡の開発が計画されている。これは世界最大の軸対称型太陽望遠鏡だ。

  観測所の建設予定地は、四川省の南西部に位置する標高4700メートルの稲城県無名山で、優れた大気安定度と太陽観測条件を備えている。

  望遠鏡本体の建設が間もなく完了を迎える。2026年末までに関連プロジェクトのインフラ整備および望遠鏡の組立が完了し、全体性能の調整作業が行われる予定だ。



稲城太陽観測所プロジェクトのシミュレーション図。(画像提供:南京大学)


  同プロジェクトの総責任者で、南京大学天文・宇宙科学学院教授の丁明徳氏は、「望遠鏡の主鏡の口径は2.5メートルに達し、より鮮明に見えるだけでなく、より広範囲を見渡せる。中国内外の既存の大口径太陽望遠鏡より分解能が向上するとともに、観測視野も3−4倍に拡大し、太陽活動領域全体をカバーできる」と説明した。

  同プロジェクトは完成・稼働した後、太陽フレアなどの先端研究で大きなブレイクスルーを達成する可能性があるだけでなく、災害性宇宙天気予報にも重要な技術的支援を提供することになる。

  「人民網日本語版」2025年6月25日

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