2025-03-28
グローバル製薬会社は最近、対中投資拡大を表明した。業界関係者によると、政策の支援の持続的な拡大に伴い、外資系企業が相次いで「信任票」を投じ、中国が新薬発展の重要地になろうとしている。
イーライリリーのデイビッド・A・リックス会長兼CEOは、「当社は最近、中国で3つの行動に出た。15億元の投資で蘇州生産拠点を拡張し、イーライリリー北京イノベーションインキュベーターの稼働を開始し、北京でイーライリリー中国医学イノベーションセンターを設立する。中国の発展環境は当社の戦略と高度に一致する。当社はこれらの変革を掴み、かつ中国のイノベーションの理念に期待している」と述べた。
複数のグローバル製薬会社も最近、類似する投資拡大計画を発表した。武田薬品工業は成都市政府と戦略的協力協定を締結し、武田中国イノベーションセンターを建設する。アストラゼネカと北京経済技術開発区は契約を結び、北京で25億ドルを投資し第6の世界戦略研究開発センターと高基準産業化プロジェクトを建設する。これは北京生物医学分野への過去3年で最大の単一投資となった。
アストラゼネカのパスカル・ソリオCEOは、「当社はさらに中国の多くのバイオテクノロジー企業と協力し、その持続的な進歩を支援している。またイノベーションと質の高い発展を促進し、中国及び世界の患者に福をもたらしている」と述べた。
中央財経委員会弁公室の日常活動を担当する韓文秀副主任は、このほど開催された中国発展ハイレベルフォーラム2025年年次総会にて、「このほど多くの海外投資家が中国経済と中国の資産に期待感を示している。グローバル資本が中国に戻り、中国の投資の沃土を深耕し、中国の発展のボーナスを共有することを心から歓迎する」と述べた。
武田中国の単国洪総裁は、「確固不動の姿勢で中国市場に投資し、中国現地のパートナーとのイノベーションの協力を持続的に強化し、生物医学のイノベーションとデジタル化ヘルスケア産業の質の高い発展を促す」と述べた。
全国政協経済委員会副主任、中国国際経済交流センター理事長の畢井泉氏は、「中国市場は大きな潜在力を持ち、労働力資源が豊富で素養も高く、臨床研究資源が豊富で、審査・評価・批准制度がほぼ世界基準と一致している。これらは中国の生物医学産業発展の大きなメリットで、中国は世界の新薬発展の重要地になれる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年3月27日