湖南省は、農業を主とし、古代から“九州の倉庫”、“食の里”と言われている。全省の国土面積は21.18万平方キロメートルで、そのうち、耕地面積が5,682万ムー、丘陵と山地の面積が2.56億ムー、河川と湖の水面面積が2,043万ムーである。熱資源が豊富で、十分な日の照射があり、霜が降りない期間が長い。また特殊な動植物の種類が多く、森林資源に恵まれているため、開発利用の潜在力が大きい。農業に利用できる土地の総量は全国で11位である。種の植物資源が全国の七分の一を占めており、一人当たりの水資源の占有量は中国全土における一人当たりの1.5倍である。気候、生物、土壌及び水等の自然資源から見ても、農村の労働力等の社会・経済資源から見ても、湖南省は、名実共に農業の発達した大きな省の一つと言える。