2026-02-17
2025年9月にリニューアルされた江永女書生態博物館。(1月28日撮影、江永=新華社記者/柳王敏)
【新華社長沙2月15日】中国湖南省永州市江永県の瀟(しょう)水流域に伝わる「江永女書」は、世界で唯一の女性文字とされる。長い間神秘のベールに包まれ、地元の女性のみが伝承してきた。
記者はこのほど、2025年9月に改修を終えてリニューアルオープンした江永女書生態博物館を取材した。女書の文字をはめ込んだ透かし彫りの屏風や、江永県の山水を映し出す透明スクリーンの絵巻、婚礼シーンの没入型デジタル復元などの展示は、文化と科学技術を十分に融合させ、女書文化を現代によみがえらせていた。
2025年9月にリニューアルされた江永女書生態博物館。(1月28日撮影、江永=新華社記者/柳王敏)
今世紀初め、江永県は女書文化を広く伝えるため、上江墟(じょうこうきょ)鎮蒲尾村に女書生態博物館を建設。女書文化の展示や実演、伝承、普及の重要な拠点とした。また、2006年には「女書書法」とそれに伴う坐歌堂、闘牛祭りなどが「女書習俗」として国家級無形文化遺産に登録された。
女書の知名度が高まるにつれ、ここ数年は博物館に見学や学びに来る人も増えた。江永県観光発展サービスセンターの李悦蕾(り・えつらい)主任は、来館者が増えて館内設備や運営サービスの向上が求められていたと説明。リニューアルによって女書文化が持つ現代的な文化美がさらに引き出されるようになり、写真撮影に訪れる人も増えたと語った。
2025年9月にリニューアルされた江永女書生態博物館。(1月28日撮影、江永=新華社記者/柳王敏)
博物館のリニューアル事業は、湖南師範大学美術学院(長沙市)の魯雯(ろ・ぶん)教授のチームが手がけた。魯氏は取材に対し、館内ではデジタル展示や空間演出を通じ、女書の筆致の繊細さや美しさ、女書民俗の社会での役割を表現し、女性ならではの知恵とたくましい生命力を伝えたと述べた。
リニューアル後の博物館には多くの女書専門家の作品が展示され、日本の学者、遠藤織枝氏の研究成果も並ぶ。遠藤氏は女書文献を系統的に整理、翻訳し、世界で広く知られている。(記者/柳王敏、張格)
2025年9月にリニューアルされた江永女書生態博物館。(1月28日撮影、江永=新華社記者/柳王敏)
2025年9月にリニューアルされた江永女書生態博物館。(1月28日撮影、江永=新華社記者/柳王敏)
2025年9月にリニューアルされた江永女書生態博物館。(1月28日撮影、江永=新華社記者/柳王敏)
2025年9月にリニューアルされた江永女書生態博物館。(1月28日撮影、江永=新華社記者/柳王敏)
2025年9月にリニューアルされた江永女書生態博物館。(1月28日撮影、江永=新華社記者/柳王敏)
記事出処:新華社