2026-08-27

湖南省長沙市の芙蓉広場にある「零食王国」の「泡麺之城(インスタントラーメン・シティー)」で記念撮影する観光客。(4月17日撮影、長沙=新華社記者/胡蓉)
【新華社長沙8月26日】中国湖南省長沙市の「零食(おやつ・間食)王国」は4月17日、同市の商業中心地、芙蓉広場に開業し、「世界最大の零食の店」としてギネス世界記録に認定された。今では国内外から観光客が訪れる人気観光地になり、地元住民が週末を過ごす憩いの場にもなっている。
「零食王国」を手がけたのは、間食やおつまみ類、飲料の小売りチェーンを展開する湖南鳴鳴很忙商業連鎖。没入型の「零食」体験空間で、延べ床面積は1万3千平方メートル超、6500以上の国内外ブランドに3万5千点余りの商品を集め、世界約70カ国・地域の特色ある味を取りそろえている。

湖南省長沙市の芙蓉広場にある「零食王国」で行われたブランドイベント。(4月17日撮影、長沙=新華社記者/胡蓉)
湖南省を代表する間食・おつまみ類企業として、同社は量販事業に注力するとともに、成熟したサプライチェーンシステムを基盤に「零食王国」を革新的な取り組みの場とし、従来型の流通業者から、シーンを生み出す運営業者や産業活性化プラットフォームへと価値の拡大を模索している。
「零食王国」のプロジェクト担当者、霍安然(かく・あんぜん)さんは「この空間は国内の食品工場や特色ある国産ブランドに公開展示の場を提供するだけでなく、従来の小売店の枠を超え、商品選びや没入型体験、交流サイト(SNS)への投稿といった多くの機能を融合している」と説明。単に味覚を満足させるだけだった「零食」消費を、体験・交流・情緒的価値を一体化した新たな消費形態へ発展させていると語った。

湖南省長沙市の芙蓉広場にある「零食王国」を見学する人々。(4月17日撮影、長沙=新華社記者/胡蓉)
同省の間食・おつまみ類食品産業は強固な基盤を持つ。昨年の省全体の間食・おつまみ類食品売上高は1500億元(1元=約24円)を上回り、全国上位の確固たる地位にある。また、産業規模の拡大が続く中、同省の間食・おつまみ類食品業界は品質向上・効率化、構造転換・高度化を加速させている。先月22日には、同省商務庁が中心となって間食・おつまみ類食品およびレジャーサービス分野の企業を対象とした座談会を開催。品質革新やブランド構築、業態融合、海外展開を産業高度化の軸に据えることを明確にし、業界が付加価値の向上を軸に業界が質の高い発展の新たな段階に進むよう後押しした。

湖南省長沙市の芙蓉広場にある「零食王国」で行われたブランドイベント。(4月17日撮影、長沙=新華社記者/胡蓉)
同省にある湘潭(しょうたん)大学商学院の劉娜(りゅう・な)教授は、「零食王国」の革新的な取り組みは、省の間食・おつまみ類食品産業の構造転換と高度化を如実に示していると指摘した。これらの企業は、地元の整った産業クラスターを活用して製品の製造基盤を強化し、シーンの革新や流通網の刷新、ブランドの価値向上を通じて消費チェーンを再構築。こうした取り組みにより、国内消費の高度化と対外開放が進む中で、伝統的な食品加工・小売業の構造転換と高度化を推進し、新たな成長の可能性を継続的に掘り起こしている。(記者/胡蓉)

湖南省長沙市の芙蓉広場にある「零食王国」の「零食博物館」を見学する人々。(4月17日撮影、長沙=新華社記者/胡蓉)

湖南省長沙市の芙蓉広場にある「零食王国」の開業当日、店外に並ぶ大勢の人たち。(4月17日撮影、長沙=新華社記者/胡蓉)
記事出処:新華社