2026-06-07
【新華社長沙6月3日】中国湖南省衡陽市にある科学研究機関、南岳樹木園の研究チームがこのほど、定期巡回中に野生のサイカチ属の植物「絨毛皂莢(じゅうもうそうきょう、Gleditsia japonica var.velutina)」に花が咲いていることを確認した。1954年に発見されて以来、研究者が開花を確認したのは今回が初めてとなる。
花を付けていたのは、現在確認されている野生の成木の中で最も樹齢が長い個体で、同市南岳区竜鳳村の二次林にある。南岳樹木園の上級エンジニア、謝詠紅(しゃ・えいこう)さんによると、樹齢は310年以上で、発見当時幹の大部分が腐って衰弱しており、長年花を咲かせていなかった。今年初めて開花が確認されたことで、生殖機能の回復と活性化が証明された。極めて小さな個体群の保護活動が「生存維持」から「繁殖能力の再建」という新たな段階へ移行したことを意味する。
絨毛皂莢は衡山の固有種で、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧CR(深刻な危機)に分類されている。現在、世界で確認されている野生の成木はわずか10株で、全て衡山に自生している。(記者/明星)
記事出処:新華社