2026-07-01
武漢東湖新技術開発区(通称「中国光谷」)は29日、「光谷AIエージェント誘致計画」を発表した。今後3年間で政策、演算能力、ファンドなどの分野に10億元(1元は約23.9円)以上を投資し、AIエージェント経済の発展加速を推進すると明らかにした。中国新聞網が伝えた。
AIエージェントとは、自律的な感知、記憶、意思決定、対話、実行能力を備えた知能システムであり、AI製品・サービスの重要な形態だ。光谷ではAIエージェントをAI産業発展の重要な足がかりとして位置付けており、すでに複数のハイレベルなイノベーションプラットフォームを集約している。5000ペタフロップスを超える演算能力を整備するとともに、20カ所のOPCイノベーションコミュニティを構築した。また、800社を超えるAI関連企業が集積し、120種類以上の成熟したAIエージェント製品が事業化されるなど、産業は新たな発展段階に入っている。
「光谷AIエージェント誘致計画」の全体目標は、今後3年間で業界に影響力を持つAIエージェントイノベーション企業100社を育成し、1000種類のAIエージェント製品を市場投入するとともに、1万人の優秀なAIエージェント開発者を集積することだ。この目標を実現するため、光谷はAIエージェント向けツールチェーンとAIエージェント応用という2つの中核分野に重点を置き、シナリオ、演算能力、プラットフォーム、ファンド、人材、大会・イベントの6つの側面から、ライフサイクル全体を支える支援体制を構築する。
同日に開催された光谷AIエージェント経済大会では、中国初となる「AIエージェント+FDE」育成プロジェクトを始動した。企業向けAIエージェントを設計から導入まで一貫して実装できる先端デプロイメントエンジニアを専門的に育成する。
北京大学武漢人工知能研究院の呉志強・執行院長は、「AIエージェント経済の発展には、演算能力、データ、人材が重要な要素であり、光谷はこの3分野で極めて大きな優位性を持っている。武漢AIコンピューティングセンター、武漢スーパーコンピューティングセンター、三大通信事業者のAI演算センターが集積し、応用シナリオとデータが豊富で、人材資源も充実している。また、光谷はAIエージェント経済の発展において先見性を持ち、政策イノベーションや人材育成・誘致などの面で全国をリードしている」との見方を示した。
北京並行科技股份有限公司の陳健会長は、「今年は新たに1万ペタフロップス近くの演算能力を追加し、光谷、武漢市、湖北省のAI企業を支援する。当社が光谷に整備したコンピューティングセンターでは、『演算能力センター+トークンファクトリー』モデルを採用し、必要に応じて演算能力をレンタル利用できるほか、一部のトークンサービスを中小規模ユーザー向けに提供し、AIエージェントの発展を後押ししている」と説明した。
統計によると、2026年1~5月の光谷AI産業の市場規模は前年同期比45%増の400億元を突破した。通年では1000億元を超える見通しだ。
記事出処:人民網