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2016.09.02 金曜日

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湖南省の圭塘河 「臭い排水溝」から「景観帯」に変貌

 「以前、ここは水質汚染が非常に深刻で、市民も来たがらなかったが、現在は整備されて環境が大幅に改善され、住民の生活幸福度も大幅に向上した」と、湖南省長沙市雨花区の圭塘河二期生態景観公園で、圭塘河の整備作業に参加した雨花区国有資産経営集団監事会の鄧友主席は話す。
 
 圭塘河の生態の改善後、多くの市民と観光客が訪れるようになり、圭塘河二期生態景観公園内にできたシェア図書館も住民のレジャースポットになった。写真は、シェア図書館にある親子活動の写真資料(撮影:央広網記者 王子衿)
 
 圭塘河は瀏陽河が湘江に合流する前の最後の支流で、長沙市中心部で最も長い内陸河川でもあり、沿岸部の住民から「母なる川」と親しまれている。
 
 都市開発に伴い産業汚染と生活汚染が進行し、沿岸部の生活汚水や産業排水などが川に直接排出され、圭塘河の水質は悪化し続け、複数箇所で水質レベルが長期にわたり「劣V類」となった。
 
 鄧友氏は、「圭塘河の整備に、我々はかなり力を入れたと言える」と述べ、圭塘河の整備の成功は現地の違法建築の排除、全線汚水遮断など多項目の措置と密接に関係していると紹介した。
 
 
圭塘河二期生態景観公園の状況を紹介する鄧友氏(撮影:央広網記者 王子衿)
 
 鄧友氏は、圭塘河は28.3キロメートルに及び、整備期間に流域沿線の4500ムーの緑地で290万平方メートルにわたり建物を撤去し、周辺の市場や家畜養殖などからの汚染を有効的に減らしたと明かした。また、圭塘河の東・西岸に汚水遮断ライナーを約40キロメートル敷設し、全線119カ所の排水口に汚水遮断や遮集などのシステムを設置し、汚水の完全遮断を実現した。そのほか、1400万元を投資した末端スマート化排水口改造も今年2月に運営を開始し、遠隔操作とスマート観測を実現。
 
 内部の整備において、雨花区政府は毎年、川の状態的な汚染・土砂除去に特別資金を用意し、土砂を約20万立方メートル運搬し、内部汚染を有効的に減らし、水害・冠水防止能力を向上させた。「食藻虫+沈水植物」、「マイクロナノメーター曝気技術」などの微生物対策も圭塘河の水質改善に効果を発揮した。
 
整備後の圭塘河は美しさと生気を取り戻し、市民と観光客が訪れるようになった(撮影:央広網記者 王子衿)
 
 雨花区は近年、流域の総合整備に全力で取り組み、圭塘河流域は沿線排水口の汚水完全遮断を実現し、黒く臭い水系を全面的になくし、完成した生態景観帯は5つ、約12キロメートルとなった。雨花区は流域の汚水完全遮断、両岸の違法建築の撤去、水質レベル「Ⅲ-Ⅳ類」の維持を実現した。
 
 圭塘河は美しさと生気を取り戻し、小魚が泳ぎ、シラサギが生息し、水が澄み岸は緑になり、観光客が行き交う。以前の「臭い排水溝」は地域の「景観帯」になっている。
 
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年10月11日
 

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