湖南師範大学は湖南省長沙市に位置します。大学の西側には山がそびえ立ち、東側にはきれいな青い川が流れており、非常に景色の美しい環境に囲まれています。湖南師範大学は現在まで長期に渡って学校運営に取り組んできました。幅広い分野についての授業を行っており、中国政府が推進する211プロジェクトの対象校にもなっています。これにより、中国国内の指定を受けた100大学のうちの1校として、優先的に予算の割り当てが受けられるようになりました。教育学部、人文学部、法律学部、外国語学部、観光学部、ジャーナリズム・コミュニケーション学部、芸術学部、音楽学部、科学部、化学・化学技術工学部、生命科学部、資源・環境科学部、職業技術学部、体育教育学部、医学部、生涯教育学部、英語教育か、コンピューター教育課、外国中国教育課、教師訓練センター、国際交流・香港・マカオ・台湾学問交流センターなどといった学部等を設置して授業を行っています。
湖南師範大学は1938年に国立師範大学として設立されました。当時、教師向け教育を専門的に行う中国で最初にできた高等教育機関の1校として設立されました。20の学部があり、10の博士プログラム、56の修士プログラム、56の大学プログラムを提供しています。教師の数は専任教師だけでも1300人を超えます。300人以上の教授、600人以上の准教授がおり、それぞれの分野で傑出した実績を持っています。現在、本大学では2万人を越える生徒がフルタイムの形で大学部もしくは大学院部で学んでいます。その他成人教育部門で学んでいる生徒が2万人ほどいます。外国からの学生も年々増加し、国際的雰囲気を増しています。
湖南師範大学は4つのキャンパスで授業を行っています。全部で140ヘクタール以上の敷地で授業を行っており、建物部分の床面積は64万5000平方メートルを超えます。ここ最近、新しい建物が数多く建てられ、図書館、実験センター、科学棟、職業・技術訓練棟、1400人分の席があるスタジアムなどが新築されました。キャンパスは古典的な優雅さと近代性とが調和した美しい風景が構築されています。また、施設の充実さも本大学の自慢の一つです。高いレベルでの科学研究をするのに十分な設備が整っており、図書館には217万冊もの蔵書があります。また、8種類もの学問的な定期刊行物を発行しており、それを発行する印刷所も本大学内にあります。そのほか、13の研究機関があるほか、中国の教育省からの指定を受けた実験室などもあります。
湖南師範大学の対外中国語教育は1960年にスタートし、現在の「国際漢語文化学院」は海外からの留学生が中国語を学ぶ場になっており、その中国語教育は非常にユニークです。各学生に注意がいきとどくよう少人数学級制で、特別な「チュートリアル・システム」(ひとりの学生にひとりのチューター)も設置されています。国際漢語文化学院は中華文化教育において重要な役割を果たしています。また、湖南師範大学はHSKの試験場があり、4000余名の外国留学生を受け入れてきました。
出処:「中国国際放送局」