人民元は中華人民共和国の法定通貨です。人民元の現行紙幣は1元、5元、10元、20元、50元、100元の六種類あります。硬貨は、1角、5角、1元の三種類です。
各紙幣の図案と特徴
全六種類の人民元の表側には、中国開国の指導者毛沢東の肖像画が印刷されており、真ん中の底には、中国で有名な花柄の図が印刷されています。
裏側には、それぞれの紙幣に、人民大会堂、ポタラ宮殿、桂林山水、長江三峡、泰山、杭州西湖などが印刷されています。これらは、代表的で、特色ある民族の図案であり、雄大な中国の悠久の歴史と壮麗な山河を表しており、中華民族の輝かしい文化を発揚しています。
1元札
一元正面 一元背面
正面の中央の底には蘭の花が印刷れています。蘭の花は、花の中でも四君子の一つであり、「高潔、優雅と金剛心」の品格を表しています。裏側の図案には杭州の西湖の十景の一つ、三潭印月が印刷されています。
5元札
五元正面 五元背面
正面の中央の底には水仙が印刷されています。水仙の雅号「凌波仙子」であり、国民から深く愛された花です。裏側の図案は泰山です。泰山は中国で最も有名な山で、山東の泰安にあります。
10元札
十元正面 十元背面
正面の中央の底には月季花が印刷されています。月季花は姿があでやかで美しく、色あざやかなため「花の皇后」と称されています。裏側の図案は、夔門です、これは瞿塘峡の入口にある場所で長江三峡の西大門であり、三峡の中でも最短で最も雄大で険しい場所です。
20元札
二十元正面 二十元背面
正面の中央の底には蓮の花が印刷されています。蓮の花は「泥水に染まらない」、高潔な品格を表し、「花の君子」と称されています。裏側の図案は桂林山水です。これは世界で有名は旅行勝地であり、「桂林は世界一美しい」と称された場所です。
50元札
五十元正面 五十元背面
正面の中央の底には菊の花が印刷されています。菊の花は、中国で昔から長寿の花と見なされ、花の四君子の一つとされています。裏側は、ポタラ宮です。ポタラ宮は中国のチベットにある、世界で海抜が最も高い場所にある、宮殿、城と寺院が一体化した雄大な建築物であり、チベットで最も大きく、最も完全な古代宮廷建築群です。
100元札
一百元正面 一百元背面
正面の中央の底には梅の花が印刷されています。梅の花は、厳しい風雪に耐えて立ち、浩然の正气を持ち、中国人の品格を代表しています。裏側の図案は人民大会堂です。人民大会堂は北京のシンボル的な建造物であり、中国共産党、国家と各人民団体が重要な活動を行う重要な場所です。
人民元に両替する方法
銀行、国際空港などに通貨両替所が設置されています。中国では、辺鄙で遠い村を除き、ATMなどの施設はどこにでもあります。
銀行業務は、通常月曜日から金曜日の午前9:00から午後5:00まで、土曜日の午前10:00から午後4:00まで。祝祭日は休業です。
レート・コンバーター
この便利なレート・コンバーターで、旅行者がお持ちの通貨を人民元に両替できます。
記事出処:www.travelchina.org.cn