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2016.09.02 金曜日

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歴史と文化

  湖南は華夏文明の重要な発祥地の一つである。伝説によれば、炎帝神農氏がここで五穀を栽培し、麻から布を織り、陶器を製作したとされ、株洲市に位置する炎帝陵は中華民族の精神を象徴するものとなっている。舜帝はその徳をもって天下に君臨し、洞庭湖周辺を巡り歩き、永州の九嶷山がその陵墓の地とされている。省内には歴史遺跡が数多く残されており、出土・発見された澧県城頭山古城遺跡、里耶秦簡、走馬楼三国呉簡、そして鳳凰の古南方長城、岳麓書院、岳陽楼は、湖南の悠久の歴史の縮図であり、その証人でもある。中でも、寧郷黄材鎮で出土した四羊方尊は、現在までに世界で発見された中で最も精巧な商代青銅器であり、中国に現存する最大の商代青銅方尊でもある。桃源県漆家河で出土した商代の皿方罍は、これまでに出土した方罍の中で最大かつ最も精美な一品であり、「方罍の王」と称されている。湘西龍山で出土した里耶秦簡は、秦始皇兵馬俑に続く秦代考古学におけるもう一つの重大な発見である。特に長沙馬王堆漢墓の発掘は世界に衝撃を与えた。出土した素紗襌衣は蝉の羽のように薄く、わずか49グラムしかない。また、2100年以上の長きにわたり眠り続けていた辛追夫人は、出土後も保存状態が良く、世界第八の不思議と讃えられている。悠久の歴史は燦爛たる文化を育んだ。湖南は古くから「古道聖土」①「屈賈の郷」②「瀟湘洙泗」③という美称を持ち、「天下を憂え、人先んじて為すことを敢えてし、経世致用を重んじ、兼収並蓄する」という精神を特質とする湖湘文化が脈々と受け継がれ、「忠誠、担当、求是、図強」という湖南精神を育み、形成してきた。現在、省には長沙、岳陽、鳳凰、永州の4つの国家級歴史文化名城があり、秋収起義文家市会師旧址、洪江古建築群など228か所の全国重点文物保護単位がある。このうち炭河里遺跡は、南方地域で知られている限り最古の西周城址である。湖南では古くから学問と教育が重視され、書院は最も多い時で280か所に達した。宋代以来、特に長沙の岳麓書院、衡陽の石鼓書院はその名を天下に轟かせた。19世紀末に長沙で創立された時務学堂は、近代書院制度改革と新式学堂設立の先駆けとなった。湖南の民俗は多彩である。湘繍、灘頭木版年画、皮影戯、江永女書など118項目の民俗芸術が国家無形文化遺産に登録されており、花鼓戯、昆劇、湘劇、祁劇、常徳絲弦などの民間歌舞は国内外で高い評価を得ている。湘西の苗族には巫儺文化や徳夯苗寨の風情があり、茅古斯や手振り舞を特色とする土家族の情緒など、一風変わった民俗を備えている。湘菜(湖南料理)は悠久の歴史を持ち、早くも漢代にはすでに一つの料理体系を形成しており、漢族食文化の八大料理の一つに数えられている。

  注釈:
  ①「古道聖土」:湖湘の大地が、炎帝と舜帝が中華の道徳的古訓を伝播し、中華倫理文明を育成した主要な地であることを指す。

  ②「屈賈の郷」:湖湘の大地が、屈原と賈誼が天下の万民を案じ、祖国の前途の方途を求索した場所であり、同時に彼らの精神が安住の地を得て、人格が完成の域に達した場所であることを指す。

  ③「瀟湘洙泗」:湖湘の大地が、儒家倫理の精義を発揚し、孔孟の儒家学脈を継承した場所であることを指す。このうち「洙泗」とは、山東省境内を流れる二つの河川であり、洙水は曲阜の北に、泗水は曲阜の南に位置する。洙泗両水の間は孔子が弟子を集めて講学した場所であり、後世これに因んで洙泗を孔孟儒家文化の代称としている。

  情報出処:湖南省政府中国語ポータルサイト







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