2024-11-20
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八達嶺長城(万里の長城)の望楼「南五楼」で、観光客の王さんがスマートフォンを取り出し、QRコードをスキャンして商品を注文すると、すぐに荷物ボックスを積載した黄色い小型ドローンが飛んできて、ゆっくりと着地した。王さんは「長城でこんなに気軽に食事が注文できるなんて思いもしなかった。これからは食べ物を背中に背負って運ぶのに四苦八苦しなくてよくなる」と語った。人民日報が伝えた。
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長城の元の姿をできる限りとどめるため、南五楼周辺には商業施設がなく、観光客は飲料水など必要なものを買うには少なくとも30分近く歩かなければならない。今年8月、北京市初の定期的なドローン物流配送航空路線が八達嶺長城で運営をスタートした。長城の麓にある商品や緊急支援物資などが5分以内に観光客の手元に届くようになった。毎日の運営終了後、ドローンは「荷物の運び屋」から「清掃員」に変身し、景勝地の運営スタッフと協力して廃棄物を指定の場所まで運び、スタッフの負担を軽減している。
八達嶺長城だけでなく、八達嶺空港でも空中遊覧、スカイダイビング、パラモーター、低空域体験など、低空域観光の新しいプログラムを次々に打ち出し、観光客に多様な選択肢を提供している。今年の夏休みシーズン中、北京市延慶区は八達嶺空港を拠点に低空域観光消費シーズンイベントを行い、同区が受け入れた観光客は累計で前年同期比260%増の延べ6000人以上に達し、5年近くぶりに記録を更新した。
「人民網日本語版」2024年11月19日