2024-11-20
国家がんセンターの主任兼中国医学科学院腫瘍病院の院長である赫捷氏。(写真提供は主催者)
「長年にわたる努力の末、中国のがん全体の5年生存率は年々上昇し、21世紀初頭の30.9%から2015年の40.5%に上昇し、今や43.7%に達した」。第11回国家がんセンター学術年次総会が11月15-17日に北京で行われた。16日の記者会見で、国家がんセンターの主任で中国医学科学院腫瘍病院の院長である赫捷氏が、このデータを公表した。
赫氏は、「中国のがん罹患率は世界の平均レベルにあり、死亡率はやや高いものの、長年にわたる努力を経て、中国のがん全体の生存率の上昇ペースは、実際のところ、すでに先進国に近づいている。注目されるのは、中国のがん全体の5年生存率はすでに43.7%まで上昇して、国のがん予防の取り組みの段階的目標を予定通りに達成したことだ」と述べた。
国のがん予防の取り組みについて、国家衛生健康委員会は、「2030年までに、中国のがん予防システムをさらに整備し、がんの罹患率と死亡率の上昇傾向を食い止め、がん全体の5年生存率を46.6%に引き上げ、患者の病気負担が効果的に抑えられる」ことを打ち出した。
「人民網日本語版」2024年11月19日